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壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)

公開日: : 最終更新日:2021/02/03 介護, 家族について, 未分類, 病院, 義母のこと, 認定調査 ,

翌日、病院の先生から電話があり、話したいことがあるので、なるべく家族全員に来てほしい、とのことでした。

昨日と同じ面会室に入り、先生の説明を聞きました。

「昨日は、右手がグローブみたいに腫れあがって蜂窩織炎の可能性があると言いましたが、あれから、腫れがひどくなり、右腕全体に広がったんです。」

そういって、パソコンを開き、義母の右腕の部分の写真をみせてくれました。

「切開してないのでわからないですが、この分だと、右腕の筋肉の部分が死んでしまってる可能性が高いんですよね。
病名としては、壊死性筋膜炎が疑われます。
昨日一日で、右手、今日一日で右腕全体と急に進行しているので、このままほうっておくと、胸から心臓にかけてウイルスがうつって、壊死するかもしれないんです。
それを防ぐには、今まだ右腕でおさまっている間に、右腕全体を切除するか、右腕を切開して、筋肉の壊死している部分をすべて削除するかですが、筋肉の壊死している部分を削除するというのは、切開して、筋肉を洗い流すような手術になり、残すのは骨と皮だけになるんです。
なので、残ったとしても、右腕を使える保障はないです。
それに、高齢なので、手術中に他の臓器で何かおきてしまう場合もあるし、どっちにしても、命の危険のある大手術になります。」

またまた聞きなれない病名を言われました。

壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)とは、
皮下脂肪組織と固有筋膜の間にある浅層筋膜の細菌性炎症で組織壊死を引き起こす嫌気性菌が原因の感染症の一つ。発症は緩やかであるが急速に進行し重篤な状態となり致死率は高い。(wikipediaより)

つまり医師の説明によると、蜂窩織炎ならば抗生剤で徐々に治っていくはずだったけど、壊死性筋膜炎の場合、進行が早いと命に係わる時期が早く来るので、すぐに決断しなくてはいけない、ということでした。

わたしは、義姉、義姉の旦那、わたしの旦那といっしょに話し合うことになりました。

「本人はなんて言ってるんですか?」と旦那
 
そう、義母は認知もなく、意識的にはいたって元気なのです。

医師「本人にはまだ話してないですが、話してみましょうか」

ということで、みんなで義母の病室に行く。

「忙しいのに来てくれてありがとう」

と、わたしたちにはっきり言ってる義母

医師の説明を聞いて、手術するしか方法がないと思ったらしく、

「手術か、しょうがないな。やるしかないんやったらしょうがない。」

と言ってます。

またまた、4人で話し合うことに・・・

旦那「手術する覚悟が出来ているなら、やるしかないんちゃうか」

わたし「もし、片腕がなくなってしまったら、今までひとり暮らしだったのが、もう無理ですよね」

医師「腕を切っても切らなくても、どこまで治るかわからないので、ひとり暮らしは無理でしょうね」

義姉「手術して、どうなるかってこと、本人がどこまでわかってるかもわからないし、今更この年になって片腕で生きていくというのも・・・
もうこのまま手術しないで様子みたほうがいいんじゃないかな」

義姉の言葉に、わたしたちはみんなうなずきました。
もし、このまま進行して、危篤状態になったとしても、
手術してひとりで何もできないまま生きていくのは、今まで何でもひとりでやってきた義母にとってはつらいはず。

わたしたちの決断に、医師もうなずきました。

「わかりました。じゃぁ、手術はしないということで、どこまでもつかわかりませんが、抗生剤の治療でがんばってみましょう」

そして、わたしたちは病院をあとにして、わたしは、息子たちに、義母がいつまでもつかわからないので、覚悟しておいてね、とメールをしました。

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